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超−1講評の感想とか
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 超−12007開催。  一年ぶりですね。  今年もコンプリートできたらいいな。


連絡先

cho-kowa@hotmail.co.jp

19番

 いよいよ19番です。
 もう、ね、ドキドキざます。言わずと知れた有力候補者ですよね。作品を見て益々共著者として推したくなりました。
 19番さんの作品は21話。この21話に対し私は+3を14話、−3を4話。ええ、凄い命中率ですよ。候補に上げた応募者の中でダントツでございます。垂涎物のお話ばかりで、もう脱帽です。
 なので今回は私がマイナスを付けた作品に付いて何故マイナスになったか、マイナスにしたのか考えてみます。

 では最初の投稿作「やさしい指」。
 お話は他の方も書かれたように感情に訴えるお話。必死で生きていく母子に起こった不条理極まりない怪異。母親の子を思う優しさに読者は感動した。でも、感情移入できない私が居る。何故かというと、私が現役母ちゃんだからかなと。どうしても「母親神話」に抵抗があったんですよ。身を呈して子を守ってこそ母親、って誰が決めたんだと。
 子を捨てても母だし、殺しても母。でも他人の子を育てても母なんですが実母とは差別されるんだ。ある意味実母は何しても何も言われないが継母は糾弾される。酷い差別だ。母親だって一人の人間だからね、子供の為だけになんか生きられませんし、子供の犠牲になんてなりたくない。そう思う私でも坂本さんと同じように自分の手から子供が落ちたら、必死で連れ戻そうと同じ事をする確信はあります。これは損得とかじゃなくて母親の本能ですね。もう脊椎反射だから止められないの。家の子で言えば元気過ぎて私はいつもどこかを怪我してます。アザ作ったり、よせば良いのにとっさに娘の体重を手で支えようとして指を負傷したりと怪我をいっぱいしてますから。それは小さな子供の居るお母さんには日常的なことじゃないかな。
 作者が坂本さんの母親としての愛情を巧く活かせ、表現できたとは思ってるんですが捻くれ者の私は「美化しすぎ」と取ってしまった。
 で、粗探しじゃないけど受け入れられない個所に噛み付いた結果がこれ。

 <医師によると、末梢の毛細管が壊死しているのだと云う。
 壊死してたら切断でしょ。腐るから。他の組織守る為に。ここが引っかかる。

 続いて「こわいねん」。
 これはね、単純に意味が読む速度で理解できなかった。子供相手の会話ってこんなもんだと思う。
 ボギャが足りないから、一つ一つ確かめながら話さないと訳わからん。
 子持ちの私ですが、忍耐がありませなんだ。
 実験作って勇気要りますよね。マイナスペナ覚悟だと思いますから。

 「コンコン。コンコン。」
 これは長編にチャレンジと言うより筆者の筆が滑らか過ぎた? 
 毎夜窓ガラスを叩く「コンコン」の犯人が実は室内のカーテンに居た。それだけの怪異なんだけどと、簡潔に書くと実は気味の悪い話だったんだと改めて気が付つきませんか。書きこみすぎてピントがボケるってこういう事なんだと、改めて気が付く話でもあるかな。小ネタも料理次第でゾットする話になるはずだったのに、残念と言うか何と言うか。やっぱり筆が滑ったんでしょうね。こりゃ、まずいと思いながらも。
 もしかして体験者のキャラが好きだから登場させたかったのかな。

 「吼える」
 これは、私個人のモラルの問題ですね。
 >件の社交場では、この一件が「Z2の鳥羽」に纏わる新たな伝説となったそうである。
 この一文で、ペナ評価になりました。
 相手がお化けでも幽霊でも挑みかかったと言う意味で称えたんでしょうが、相手が人でも同じ事をしたであろう鳥羽くん。彼の行為を正当化してはダメでしょ。社交仲間ではアリでも一般社会じゃ犯罪ですから。不特定多数の読者相手の読み物の作家を志すなら気を付けて欲しかったんです。相手構わずタコ殴りをかます事がかっこ良いなんて、誤解させちゃいけないよ。彼の喧嘩早い性格が怪異の肝ならまだしもそこじゃないから怖いのは。異常な状況は「殴った感触がリアル」そして「下半身がバイクと重なっていた」つまり、喧嘩相手が霊体であったことでしょ。でも、いきなり殴りかかった鳥羽くんの異常な行為(筆力があるだけにどれだけ殴ったかよく分かったので)の方が怪異より私には異常に思えたの。
 それにこの一文と次の行は削ったところで話に何の差し障りも無い。鳥羽くんがキレたら危ないと言うのは良く分かったけどね。

 以上から新たに感じた事柄を沿えて、私から19番さんへの応援演説にしますね。

 同定されるまでこの21話が同じ作者だとは想像も出来なかった。
 いやいや、良く見つけて来てくれました。こんなにいろんな話を。お疲れ様でした。きっと何倍もの数の体験談を採話取材したんだろうな、と思うと個人的には出さなかったものを今出せコノヤローなんですが(笑)。でも、ご苦労様でした。お疲れ様でした。
 この人もやはり「ネタを選択」して応募したのだと思う。それだけに内容はバラエティーに富んでおり、命中率たるや凄いもの。あたし的命中率7割ですよせんせい。ナナワリ。やりますよ、彼は。
 当初「怪談落語は滑りそう」と言えば「違うんです、違うんです」で大爆笑「乳液」で吹き出し見事に裏切っていただきました。「長文系が多そう」と踏めば「リュウグウノツカイ」「言い残し」とフックをかまされ、もうこなったらこの人の新作にどう騙されるのか裏切られるのか楽しみじゃないですか。
 そして最終話の「迷子」。これは個人的にすごーく来たの。未だに寝る前明かりを落とすと思い出す。「見える感じる分かる」だけじゃ何の助けにもならないって分かってるから。結果無視するか追い出すしか出来ない。だったらそんな中途半端な能力なんか要らないと思います。ホント、辛いよね。
 だから19番さんにはこれからも「共喰い」「十二仏」「哭き瓶」「目撃談」「断腸」「変事」「俺が何をした」「埋葬」「迷子」といった作者が得意とする重いテーマの体験談を丹念な取材から見つけ、新たな怪談に生まれ変わらせて欲しいと願ってます。
 そしてテーマが重すぎたなと感じた時「違うんです」で肩の力を抜き読者を「乳液」的に楽しませて頂ければ、愛読者としてこの上なく嬉しいです。
 くれぐれもお遊びが過ぎないように、筆力を抑えてね。策士策におぼれるじゃないけど、気を付けて。

 共著者の座をいかにして手に入れるか。
 数でその熱意、情熱を表した人が居ました。自身の成長を感じた人は、ネタの「選択」にこだわらず取材力で持続性と熱意を表しました。そして19番さんは最後まで取材を行い、採話を続け、絞りに絞った21話で勝負をかけたのだと思います。それだけの意味のある、そして幅の広い怪談集になったと感じましたから。でもね、21話じゃ足りないのよ。個人的に取材力の及第点は20話だから。
 21話が決して少ない訳じゃないの、でも多くもないわけ。持ちネタを全部出すのが最善とは思わないけど、消化不良なのよね。詰まるところ、よーするに私は貴方の話がもっと読みたいんだと思います。ええ、さっさと新作書きなさいよと、言いたい。
 次の2、30話くらいのネタは持ってそうだもん。
 あ、そうか。そこが狙いの21話なのかもしれない。全く持って策士ですねぇ。
 もし彼が共著者になったらあの大策士に仕込まれる訳ですよ。
 ああ、末恐ろしいことになりそうです。どんな策略家に化けるのでしょうか。

 ここまで言わせたんだから、本になったらあたしにサイン本送ってよね。自慢するから。←っておまえは19番の友達か? 
 
Category(作者講評 2006)| Coment(2)| Track back(0) | EntryLink2006-06-18

■ ヾ(*´∀`*)ノ キャッキャッ
御声援誠に忝うございます。

御不審の点、ことごとく御尤も。
全ては私の不徳でありまして、話者様には心よりお詫び申し上げたく。

ネタは空恐ろしい程に蒐集致してございますが、如何せん筆力伴わず。
今は只々、精進を重ねたい次第にてごzいまうss
十九 (2006-06-19 12:43:58)


■ どーもー (^^)ゞ
 やっぱり貯蔵してたんだ。
 こーのーやーろー。
 程よく発酵したところで美味しく頂きたいと思います。食べごろを見計らって出してねん。
ミミちゃん@管理人 (2006-06-20 00:50:11)

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